いまこの本を読んでる。そのなかで感じたことを書いていく。
暴言を吐く、支配したがる、けなして自信を失わせる、優しいようで水面下で工作している、一見目立たない人を含めて、あなたの周りにはとんでもない人が隠れているかもしれない。
本書では、精神科医として「ターゲット」にされて、痛い目に遭った患者たちから聞いた、人を陥れる「攻撃欲の強い人」を事例で紹介。ターゲットの心をどんなふうに壊していくのか、その手法を取り上げて分析する。
「攻撃欲の強い人」とはどんな人か。多くの場合、攻撃される側は、ターゲットが抵抗できないが、それは一体なぜなのか。何のためにそんなことをするのか。結果どんな影響を及ぼすのか。はたして、攻撃欲の強い人と、どう向き合い対処すべきか。本書で明らかにする。
自分のために、人生を台無しにされないために――職場や家族に潜む「害になる人」の精神構造を知る!
他人をけなして自分が優位に立とうとするひと
ぼくの学生時代に他人をけなして自分が優位に立とうとする友人がいた。
本人に自覚があるかはわからない。だけどぼくにはそう感じた。
そんな人数の多くないグループでどこ行くかとかなにをするかでだいたいはリーダー的である。
話術に長けていてグループの中心にいることも多かった。
あまり自分の弱さを見せないひとでもある。
グループという常に固定されている集団というわけでもないけど、その友人はそこにいない誰かの悪口を言ってそこにいないひとの評価を下げていた。
ひとをけなして笑いにつなげるのがうまくてまわりも一緒に同調して盛り上がる。
よく会っていたがそういうことが多かった。
当時は楽しかったからそんなことはあまり気付かなかったけど、いまだとそう思う。
あまり自分のことは言わずまわりの友人のダメなところを見つけては笑いにつなげていた。
他人の批判ばかりして自分のことは棚にあげている。
プライドが高くて負けず嫌い、たまに指摘されると怒ってムキになることもあった。
その友人にちょっと似ているような事例が本で紹介されている。
相手をけなして無価値化する
なんであれ、とにかくけちをつける。常に「完璧ではない」というための口実を見つけるために、あら探しをする。自分が誰よりもよく知っていて、自分が誰よりもうまくやれるということを誇示したいかのようである。
このような行動をする理由は、自分が全てを支配していたいからだろうと著者は分析しています。
ただ、現実では人を支配するのは難しいので他人のちょっとした弱点や過失などを指摘して、自分の力を見せつけてると。
たしかにそう思う。自分が1番と自分中心で物事を考えているように見えます。
きっと自分への想い、または愛が強いのだろう。
本のなかでは事例として職場の上司を挙げている。
部下が大きな契約を取って意気揚々と上司に報告するも、上司は一切ほめずに「いくら大きな契約を取っても接待で経費をたくさん使ってたら意味がない。それにお前の給料考えたらもっと契約取ってこないと話にならない。」と言う。
とにかく全否定する上司。部下を認めようとしてない。存在さえ否定しているよう。このような上司は結構多いと本では書かれています。
ひどいですねこんな上司は。このようなひとがたくさんいると思うといやになります。
顔を合わせたくないですし会社にも行きづらくなる。ぼくだったら自信を無くして会社休んでますね。もしくは休めなくて追い込まれてるか。
著者は精神科医なので、このようなケースで精神科を受診するひとが多いということでしょう。
働く職場の環境はとても大事だとしみじみ思いますね。他人を攻撃するひとがひとりでもいれば多くのひとの人生を変えてしまいます。
まとめ
本では他人を攻撃するひとがいろんなケースで紹介されています。
なぜ、そのような行動を起こすのか。行動には原因がある。著者の分析がなかなか参考になります。
そして、どうそのようなひとに対応するのか。その対処法についても書かれています。
他人を攻撃するひとにはこんなにパターンがあるんだと驚きました。どうやってそのひとを見分けるかについても書いてますね。
人間関係で困っているひとやまわりに他人を攻撃ばかりしているひとがいて、どうすればいいのか悩んでいるひとにはオススメの本です。