まむせる

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「ロスジェネの逆襲」を読んだ感想。名言がたくさん

 

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photo by freebeets

「ロスジェネの逆襲」を読み終わりました。

寝ようにも続きが気になってなかなか眠れず、夜更かしして読むことに。

 

ドラマでのイメージがあるので、読んでいて物語にはいりやすいですね。

夢中になってしまうストーリー展開となっています。

 

ひさしぶりに小説を読みましたが、ワクワクしてとても楽しく読めました。

4時間ほどで読み終わった作品。時間を忘れて読むことができます。

 

ロスジェネの逆襲 (文春文庫 い 64-7)

ロスジェネの逆襲 (文春文庫 い 64-7)

ときは2004年。銀行の系列子会社東京セントラル証券の業績は鳴かず飛ばず。そこにIT企業の雄、電脳雑伎集団社長から、ライバルの東京スパイラルを買収したいと相談を受ける。アドバイザーの座に就けば、巨額の手数料が転がり込んでくるビッグチャンスだ。ところが、そこに親会社である東京中央銀行から理不尽な横槍が入る。責任を問われて窮地に陥った主人公の半沢直樹は、部下の森山雅弘とともに、周囲をアッといわせる秘策に出た―。直木賞作家による、企業を舞台にしたエンタテインメント小説の傑作!

 今回の作品は半沢直樹の出向先、東京セントラル証券が舞台となります。

子会社の東京セントラル証券が親会社の東京中央銀行に仕事を取られてしまう。

疑問に思った半沢がいろいろ調べ、東京中央銀行と戦う展開に。

 

「東京スパイラル」の買収を狙う「電脳雑技集団」のアドバイザーは、東京中央銀行。

「電脳雑技集団」からの買収を防止したい「東京スパイラル」。

半沢率いる、東京セントラル証券がアドバイザーになります。

 

お馴染みの激しい攻防戦が繰り広げられていきます。半沢の頭の回転の良さ、議論の強さが読んでいて爽快ですね。

雑魚キャラはけちょんけちょんにされてます。

 

毎回ながら東京中央銀行の銀行員は出世欲が強く、自分のことばかり考えてせこいことばかりしてます。

それに対して、半沢は自分の意志を貫いています。人事に惑わせられることもない。

 

物語のなかで、半沢は働くことの考え方について説いています。

半沢とその他、登場人物の名言をいくつか紹介していきます。

 

「オレにはオレのスタイルってものがある。長年の銀行員生活で大切に守ってきたやり方みたいなもんだ。人事のためにそれを変えることは、組織に屈したことになる。組織に屈した人間に、決して組織は変えられない。そういうもんじゃないか」

 

自分のスタイルを貫いていると、融通が効かない、協調性がない、と評価されることもあるかと思います。

わがままなヤツだとまわりから見られたり。

 

日本は、少数派が否定されやすい社会だと感じます。徐々に良くなっている気もしますが。

 

否定されても、屈することなく自分のスタイルを貫きとおす。

そんな人材が日本社会を変えていくのでしょうか。著者から読者に向けての言葉のように感じますね。

 

「サラリーマンだけじゃなくてすべての働く人は、自分を必要とされる場所にいて、そこで活躍するのが一番の幸せなんだ。会社の大小なんて関係がない。知名度も。オレたちが追求すべきは看板じゃなく、中身だ」

自分が認められる、必要とされている、ということは承認欲求がとても満たされます。

承認欲求が満たされている環境では、メンタル面でも安定して、本来以上の能力が発揮できるのではないでしょうか。

 

働く場所を選ぶ際の基準にもなりますね。

幸せを求めるなら、自分が必要とされる場所に行きましょう。

 

「仕事の質は、人生そのものの質に直結しますから」

仕事と人生は、たしかに関わりが深い。

仕事がイヤになったり、うまくいかないとプライベートで落ち込むことはありますね。

 

仕事によって人生が左右されすぎるのも危険だと思います。

仕事で失敗してもより良い人生を送れるような社会になってほしいです。

 

「仕事は客のためにするもんだ。ひいては世の中のためにする。自分のためにした仕事は内向きで、卑屈で、身勝手な都合で醜く歪んでいく。そういう連中が増えれば、当然組織も腐っていく。組織が腐れば、世の中も腐る。」

これを見失ってはいけないですね。仕事の根本のようにも感じます。

 

誰かを幸せにするために仕事をする。社会をよりよくするために働く。

基本を忘れないようにしたい。

 

最後に頭取のことば。

「どんな場所であっても、また大銀行の看板を失っても輝く人材こそ本物だ。真に優秀な人材とはそういうものなんじゃないか」

まさに、半沢直樹のことですね。

環境の良い職場、悪い職場、そのどちらの場合でも自分がブレないよう意識を持ち続ける。

とても難しいことだと思います。

 

その職場のひとによって雰囲気は変わる。

雰囲気やまわりのひとに流されないようになりたいです。

 

なんかこう、思ったことをすらすらブログ書けるようになりたいものです。

この記事を書くのにだいぶ時間がかかりました。

 

 

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