ケアマネ試験の新受験資格を通知、厚労省- 18年度から介護経験だけでは受験できず | 医療介護CBニュース
今朝、ケアマネージャーの受験資格が新しくなるとのニュースを見ました。
ケアマネージャーの試験は介護の仕事をしていたひとだけでなく、医師や看護師、作業療法士など医療・福祉の国家資格を取得して受験資格の経験年数を満たすひとが受験できます。
ケアマネージャーを知らないひとも多いと思うので引用しておきます。
ケアマネジャーは介護に関する専門職であり、福祉や保健医療の分野での実務経験がある人が取得できる公的資格です。正式には「介護支援専門員」といいます。ケアを必要とする人の相談に乗り、最適なケアが受けられるように総合的なコーディネートやマネジメントをするのが主な仕事です。介護保険制度を推進していくうえで、介護が必要な人やその家族と、介護サービスを提供する施設や業者とをつなぐ橋渡し的な役割を担います。2000年4月に介護保険制度が始まるにあたって新しく誕生した資格です。
ケアマネジャーになりたい ケアマネジャーになるには|介護・福祉のけあサポ
2014年ケアマネージャー試験では取得している国家資格によっては免除科目があったのですが、2015年には免除科目がなくなります。また、2015年ケアマネージャー試験から問題科目が増えています。ケアマネージャー試験を受けるなら去年がお得だったわけです。
そして2018年のケアマネージャー試験からは受験資格が変わるわけです。
厚生労働省は、介護支援専門員の新たな受験資格や試験の制度改正の内容について、都道府県や市町村、関係団体に通知した。新たな制度では、受験資格を看護師や介護福祉士などの法定資格の保有者か、相談援助業務の実務経験者に限定し、介護の実務経験のみでは、受験が認められない。現行の受験資格については、経過措置を設け、2017年度までは受験を可能とする。
以前は規定の介護資格を取得し介護業務を5年以上経験していればケアマネージャー試験を受験できたのですが、それだけでは受験できないようになります。
5年やればケアマネージャーが取れるからと、介護のしごとをはじめるひともいます。ケアマネージャーになればある程度の給料をもらえると思っているひとが多いですね。5年我慢すればと。
ケアマネージャーの受験資格が国家資格を取得してから5年必要になると、未経験から介護福祉士の受験資格を得るのに3年働く必要があり、さらに5年となると最低でもケアマネージャーを所得するのに8年かかります。
介護の人材不足が、ほぼ確実のなか未経験から介護のしごとをはじめようと思うひとがさらに減るかと思われます。やはりお金でしごとを選ぶひとは多いですし。
受験資格を厳しくしたのは、介護の質を向上させるためかと思います。ケアマネージャーも余っていると聞きますし。介護福祉士の受験資格も今後、厳しくなっていきます。
介護の質を向上させるのも大事ですが介護のしごとをするひとが増えるようにしていくのも大事です。介護のしごとの給料を増やせとは言えないですが、なにか特典をもらえるとか。
介護もなにか新しいかたちや仕組みができればいいと思っています。最近、思ったのはスタッフの指名制ですかね。介護される側も合うひと、合わないひとがいるので好きなひと、気の合うひとを選んで介助してもらえるとか。努力しているひとは選ばれますし。質の悪いひとは選ばれない。問題はあるかと思うが、それをうまく仕組みにできれば。独立型ケアマネージャーは指名制みたいな感じですかね。
介護の問題については両親が高齢になるにつれてでてくる問題なので早めに知っておいたほうがいいでしょう。いざ両親に介護が必要な状態になると知らないことが次々とでてきます。
いやな感じのケアマネージャーのが担当になったら変更することができるので変えちゃいましょう。ケアマネージャーはひとによって能力に差があります。

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