高齢者と若者が同居することについて
現在、日本は高齢化社会でひとり暮らしの高齢者が増えている。できないことが増えたり、いつ体調が悪くなるか不安を抱えながら生活する高齢者が若者と一緒に暮らすという考えがでてきているそうだ。
元々、家族で暮らしていた高齢者の自宅はひとり暮らしだと広すぎて部屋が余っていることもある。
高額な家賃の負担が厳しい若者はその余っている部屋を安く借りて高齢者と暮らすことで両者にメリットがある。
ひとり暮らしの高齢者にとっても万が一何かあったときに同居人がいることは心強い。
風邪をひいて動けなかったときや生活のなかでできないことを手伝ってもらうとき助かる。
脳卒中などで倒れた場合も対応が早くなるし孤独死予防になる。年金だけでは心配な高齢者は家賃収入でお金が増える。
問題点を考える
高齢者と若者が一緒に暮らす「世代間ホームシェア」はもともとヨーロッパの考え。日本でも定着してほしいですが問題点ももちろんあるでしょう。
年齢、生きてきた時代が違うために会話や生活のリズムが合わなくてストレスになることがあるかもしれない。
また高齢者が病気で入院したときの対応を考えておいたほうがよい。そのとき若者は家をでていかなければならないかもしれない。
高齢者が介護状態になってしまったときの場合も。悪い若者は高齢者のお金を盗むことがあるかも。一緒に暮らしてて認知症の兆候がでてくることも想定できる。
まとめ
ひとり暮らしで今後の不安がある高齢者と高い家賃を払う余裕のない若者とを繋げるので「世代間ホームシェア」は両者にメリットがありとてもいい仕組み。
高齢者夫婦が若者と一緒に住みたい場合や高齢者と一緒に住みたいおじいちゃん、おばあちゃん好きな若者がいると思うのでいろんなひとに需要はありそう。

多様な家族時代における新しい福祉モデルの国際比較研究―若者、ひとり親家族、高齢者
- 作者: 尹靖水,近藤理恵,中嶋和夫
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